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ご縁を大切に。。

店長Mです。

今週は大きな生け込みがあったり、たくさんお花を仕入れたりで、お店全体がバタバタしておりました。

大きな生け込みというのは葬儀の生け込みでして、きっかけは一本のお電話からでした。

とあるお客様から自宅へ花を生けてくれないかというお電話があり、内容を聞いてみると今朝亡くなったばかりで、自宅の方へ亡くなった方のすぐ傍に花を生けてほしいとのこと。

ご自宅でしたので、お部屋の置く場所や高さなど諸々お尋ねし、もっていく花器やお花を決めて、直接オーナーがお花を生けに行きました。

亡くなられた方は音楽の先生をされていた方だそうで、とっても花が大好きな方だったそうです。なので、スタンダードなお悔みのお花とは違うお花を求めていたそうで、わざわざネットでお調べしてお電話をしてくださったとのことでした。

出来上がったお花をみて、ご注文主様が大変お花をお気に召して頂き、葬儀のお花もぜひやっていただきたいとご相談をされ、折角のご縁ということで自由にお花を生けさせていただけるならという条件で今回葬儀のお花も承らせていただくことになりました。

通常であれば葬儀の花は葬儀会社が提携している葬儀専門のお花屋さんに祭壇から何から作っていただくことの方が多いのですが、わざわざ当店をお選び頂き大変ありがたいなと思いました。

葬儀の花は当店としても初の試みで、お客様と入念に打ち合わせを致しました。当日のお花はどういう花にしたいか、花器や遺影周りの花、棺周りのお花をどうするかなど、お客様と一緒に話し合いながら葬儀前日を迎え、会場で花を生けさせて頂きました。

おそらく、会場で花を生ける事自体も通常ならあり得ない行為だったと思います。ですが、それを受け入れてくださったご遺族の方、葬儀会社さんや葬儀会社提携のお花屋さん、そして会場である斎場のご協力があったからこそ出来た生け込みでした。

そのご協力の元出来上がった生け込みのお写真がこちらです。(※ご遺族の方にお写真の許可は頂いております。)

遺影のお写真はお見せすることはできませんが、とっても素敵な笑顔で指揮をされているお写真で、まるで秋の音楽祭を開いて楽しんでおられるような、そんなお花に仕上げることができました。お花の内容も秋の旬の花をふんだんに使わせて頂きまして、フォックスフェイスや水無月、パンプキンソラナムや紅葉キイチゴなど、故人の方とご遺族の方が楽しんでくださるようなお花を入れさせて頂きました。

葬儀会社の方からもこんな華々しいお花は見たことがないというお褒めのお言葉も頂き、ご遺族の方々にも大変喜んで頂けました。

個人的な考えにはなりますが、最期だからこそ故人の方がどういう人生を歩まれて、どういう雰囲気が好きで、どういうお花が好きだったかを考えて華々しく見送ったほうが亡くなられた方も安心していけるのではないかと思います。家族葬が増えた今、葬儀の形もそれぞれ今までとはまた違ったものが求められる時代になっていくのかなと感じました。

話は変わりまして私のお話にはなりますが、花業界で一番最初に勤めた先が葬儀専門の花屋でした。ここにきてまさかもう一度葬儀の花を生けることになるとは思ってもみませんでした。

当時は右も左もわからず、搬入搬出に設営もしていて、よく葬儀会場で怒鳴られており、花屋向いてねーよという心ないお言葉も浴びせられたりしたこともありました。ですが、当時言われた悔しい思いが今に繋がっているのは間違いありません。まだまだ花業界に入って浅い人間ではありますが、今回の生け込みで色々思う経験をさせて頂いたこと、華々しい最期の花を制作できたこと、改めてこの仕事をしていて大変誇りに思いましたし、大変勉強になりました。

こういったご縁を大事にしながら、今後も心へ響くお花を皆様へお届けして参りたいと思います。

音が繋いでくれたご縁。一生忘れられない生け込みとなりました。改めましてご協力頂いた葬儀会社や提携先の花屋の皆様、ご遺族の皆様、本当にありがとうございました。

最後までこのブログを一読してくださった皆様、今後ともサウンドフラワーをよろしくお願い致します。

店長M

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